握りしめた手の中には

嵐さん源さん(その他エンタメ)関連備忘録、野球、雑多な覚え書き。

箱入り息子の恋

2016年初め。街中で、やたらと耳にする曲だなとは思っていた。

 

2月の宮崎、練習中のBGMでも何度かかけられていた。

あぁ、これ最近よく聴くよね。と思っていた矢先。彼は合わせて口ずさみ出した。

 

「俺これ嫌いじゃないよ、ていうか結構結構好きよ」

 

そう語るのを小耳にはさむと、私は表情を変えずに手元だけいそいそとShazamを起動。

 

SUN - 星野源 か。

へぇ。そうか。メモメモ。こういう人が歌ってるのか。ほぉ。

 

好きな人が、それを好きだと言った。

ただのそれだけの事なのに、とんでもなく思い出になる。

逆に言うならば、そんな些細な事でしか喜びを見つけられないとも言うのだろうけれど。

 

その後の紆余曲折(と言うほど大げさでもない些細な事柄の連続)はここでは割愛するけれど

ずるずるとのめり込むものを感じていたのは確か。

時よ、が好きかな。テンポとか、曲の雰囲気が。あとあの駅。笑

と言いつつ、傾向としてはアルバムで言うならStrangerあたりが一番好き。

 

のめり込んだと言っても、彼の俳優としての様子を初めて目にしたのは

他でもない、逃げ恥にて。

恋を初めて耳にした時は、なんやこれ時よに似とる曲調やなぁくらいだったけど

中毒性があるんですね。いや言葉が悪かった、耳に気持ちよく残る。脳内再生余裕。

 

そこから、見逃していたLIFE!を見まくり。

案の定と言うべきか、ダンスをマスターし。

 

なんてやっていた時に、そういえばあの映画みたいなと思ったのが、タイトルの件。

違法だなんだ言われるとアレなのだけれども、Youtubeに転がっちゃってたんですね。

ごめんなさいと心の中で手を合わせつつ、一気に鑑賞。

どうやら見つけたほんの数日前にTV(BS?)でもやってたとかなんとか。

 

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『箱入り息子の恋』

 

ストーリーというか、内容は、細かく突っ込んではいけないタイプかなと。

ファンタジー。あれは綺麗なファンタジー。

現実味などを考えてはいけない。

偶然が起き過ぎだとか、大怪我し過ぎだとか、家知ってるやんとか、

隣のおばちゃんなんで侵入してくんねんとか、ね。

 

けれどもその一方で、分かる分かる、が結構ある。散りばめられている。

平匡さんとキャラがかぶる(もちろん健太郎が先なのだが)なか、

なんだかんだで健太郎に共感することは多い。

 

諦めています。そうなんです。色々、全部、諦めてる。

結婚はしません、って、母に言ってる。(健太郎は父に)

私なんかのことを好きになってくれるとんだ変人なんて、巡りあえるはずもない。

あ、これがよくみくりが言ってる「自尊感情の無さ」っていうものですね。

(だからあのドラマはとてつもなく感情移入してしまう)

 

独り身って時々とっても不便だし、ふとした瞬間にものすごく寂しさに支配されるし、

でも、犠牲を払わない分、痛くない。傷つかない。ただただ平穏。

傷ついて、傷ついて、だったらもういいやって蓋をしちゃう。独り身は楽なんです。

 

そんな私のような、健太郎。ひょんなことから恋に落ちる。

傷つきたくない、と思いつつ、きっといざ落ちてさえしまえば私もとことん転がっていくだろう。

 

ストーリー後半の、健太郎が殻を破って本能丸出しになってゆくさまは

勿論迫真の気持ち悪い(褒めてる)演技が光っているわけですが

なんだか自分の写し絵を見ているようで、がんばれ!いけ!って応援したくなる展開。

「ぶざまでいいじゃん!」という同僚女子のセリフも耳に残る。

 

程度の差はあれど、みな、我慢に我慢を重ねた人生を送っているもの。

それを、かっこわるくたっていいじゃない、本音出そうぜと思わせてくれる。

 

最初のお見合いで、健太郎の両親が立ち去ろうという中、

健太郎が奈穂子にひとつだけ質問させてほしいと言う。

「あなたはどう思っていますか」

英語字幕を付けるのならyouをイタリック体にするところだな、と。

家族が、仕事が、って、私たちは自分の身の周りの人やものを通した視点で自分を語りがち。

それって、「私はこう思う」「私は~したい」という主張からの逃げ、言い訳。

 

自分自身を考えると

「(結果としてきっと無理に違いないから)結婚しません」なんだなと。

私の本音としては、結婚したいというよりまずとにかく

一方通行の愛じゃなくて、愛したいし愛されたい。

その願望達成のために何かをしているかと言えばNO。

結局、自分を含め、環境からの諦め、言い訳なんだよね。

 

 

綺麗な綺麗なファンタジー(関係ないけど奈穂子の背中の綺麗さはすごかった)。

でも後半は良い意味でこちらの期待、予想を裏切る

本能丸出し天雫健太郎!行ったれ!走れーーー!(てかタクシー使お?)

楽しい2時間でした。

そして何年ぶりか分からないくらいに吉野家の牛丼を食べたくなった。。。笑

 

おまけ要素として、平匡さん的クスッとする可愛さもあちこちに。

(落ちかけたメガネをクイッする仕草、同じ俳優さんが全く同じ仕草すると役分からなくなるw)

キスする時メガネ外すんや~って1回かけ直してまた外して2回目~w

(「もう一回いいですか?」は源さんのアドリブだったと市井監督インタビュー記事あり。)

って、あれ!コンタクトにしたww

左利きの奈穂子と箸持つ腕がぶつからないように移動する~(源さんも書くのは左だよね)

夜這いをしかけた時の「できたなっ」の笑顔が可愛すぎて辛い。。

 

またふとした時に観ようと思う一作。

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